1. 相談の背景
姪御さんが叔母様のご相続を心配されて
まずはじめにご連絡をいただいたのはT様(70代女性)の姪にあたる女性の方からでした。叔母には配偶者や子どもがおらず、このままだと兄弟姉妹、又はその子どもたちへの相続になってしまうが、その推定相続人の中に遺産分割協議に参加できない人がいる…このままだと叔母の遺産が無事に承継できないのではないか…というご相談でした。
2. 相談に対する弊所の対応
生前対策サポートプランのご提案
T様にお話をお伺いしたところ、やはり自分の財産がきちんと承継されるのかとても心配されていました。またご自分が将来認知症になってしまったり、寝たきりになってしまったときのお金の管理や施設への入居手続きなどの今後の生活も心配されていることがわかりました。そこで「生前対策サポートプラン」のご提案をさせていただきました。T様にとって生前の対策はいくつかの選択肢があること、どの選択肢がT様にとって最適な対策かをいくつかのパターンを想定した「生前対策診断書」を作成の下、時間を掛けて説明させていただきました。
3. 結果
公正証書遺言作成と任意後見契約書作成
T様は自分の財産はずっとお世話をしてくれた姪っ子と甥っ子に残したい…、自分が将来寝たきり等になってしまった時の世話も甥っ子に頼みたい…という明確な意思がありましたので公正証書遺言作成と任意後見契約書作成に取り組みました。遺言書作成や任意後見契約書の起案から公証役場とのやり取り、証人としてのお立会いなどの実際のお手続きもご一緒にお手伝いをさせていただきました。この過程で、改めて自分の将来のことや死後のことを考える時間が持て、また甥っ子や姪っ子とゆっくりと話し合う時間がとれたととても喜んでいただけました。
【お客様の声】
名古屋市 50代男性（相続登記おまかせプランご利用）