1. 相談の背景
家族の将来を考えて・・・
都内に複数のマンションを所有しているAさん(70代・男性)。
とてもお元気で活動的な方ですが、ご自身と家族の将来をお考えになり、どのような方法があるか相談にいらっしゃいました。
2. 相談に対する弊所の対応
子どもには「相続」、婿には「遺贈」
Aさんには2人の子ども(長女・長男)がおり、それぞれ結婚して独立しています。
また、Aさんは自宅マンションの他に賃貸マンションのオーナーでもあり、その管理を長女の主人にまかせており、その賃貸マンションはそのまま長女の主人に引き継がせたい意向がありました。
長女の主人はAさんの法定相続人ではないので、遺言を作っておかないと引き継がせる事ができません。
そこで、自宅マンションは長男に、賃貸マンションは長女の主人に、預貯金は長女と長男に、というように、Aさんの意向に沿いつつ遺留分などのバランスを考慮した遺言を作成することになり、遺言内容を起案しました。
3. 結果
ご意向通りの遺言が完成!
起案した遺言案を基に、最寄りの公証役場にて公正証書遺言を作成しました。
Aさんの心のこもった遺言が作成でき、自身の相続発生時に遺された子どもたちが困らないよう準備ができたことにAさんはとても満足していらっしゃいました。