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2024/05/24

さいたま支店

ニヤニヤしちゃう連休

「よし、実物を見に行こう」

「!?」

「これなら、見れるはず、遮光器土偶」

「う、うん、いく。」

かくして、連休の目的が無事、一日埋まったのでありました。

 

最近子供たちがはまってる、びじゅチュ〇ン。

世界の名だたる芸術作品を、コミカルな歌とアニメでご紹介。

でも、君たち、ホンモノ見たことないでしょ、

見れるのに、日本で。

 

家族4人で上野駅を降りて、まっすぐ行けば動物園。

右手に見える「地獄の門」

「考える人」が、上にちょこんとくっついている

そう、今日の目的はこっち。

「クロいねぇ、でかいね、触ってもいい?」

「やめとけ。」

「これ、ホンモノ?」

「うーん、どうだろう?触れそうなところに置いてあるしな。」

 

ロダンの「地獄の門」

西洋美術館の門前に、置いてある。タダで見れるし、恭しさも感じない。

見てる人もまばら、・・・本物、か??

 

「・・・っえ!?コレ、ホンモノだって。」

スマホが教えてくれる。

「へー」「へー」「へー」「へー」

四人で「へー」

こんなものをポンっと置ける上野、やっぱスゲェ。

これは、まだ、上野の入り口、お弁当もまだ先。

 

動物園をよけて、科学博物館を通り過ぎ、いざ、国立博物館へ。

中庭で、朝握ったにぎりめしをかじりながら、目の前の売店を眺め、

「おだんごおいしそうだね」

「御抹茶もあるんだ」

「あの店員さんきっとスーパーエリートだよ、何ヵ国語もしゃべれる」

なんて。

 

迷路ほどではない薄暗い館内を進んで、件の土偶にたどり着く。

頃には、子供たち、ややぐったり。

「ふーん。」

「って!?これを、これを見に来たのに?!」

「うん。」

ホンモノが持つ力は、いつもこんなもの。

本日の本命、遮光器土偶の件、これにて終了。

 

大人は、結構楽しんだんですよ。

錆びた釘の寄せ集めにしか見えない鉄鏃塊なるものを見ては、

「これ、国宝なの!!?」

とか、

ちなみに、遮光器土偶は重要文化財。

根付コレクションのチシャー猫みて、ニヤニヤしたりとか。

楽しんでたんですよ。かなり。

 

「とーちゃんノド渇いたー」

「おだんご食べたーい」

あーハイハイ、子の心親知らず。

 

さいたま支店 杉山

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