先週、会員研修に初めて参加しました。
司法書士会では、司法書士会員を対象として資質向上と専門性を高めることを目的に一年を通じて多くの研修を開催しています。
所定の研修を受けると単位を取得することができ、登録した司法書士は一年に12単位を取得することとなっています。
10分前くらいに会場の司法書士会館に到着すると既にたくさんの人が。
いつもこれくらいの人数なのか、たまたま今回の研修が人気なのか分かりませんが、200人以上入るであろう大会議室は一杯になり、他の会議室も映像を中継して使うことになったようです。
パッと見た感じ、50~60歳以上の比較的高齢な方が多い印象で、20代から30代が多かった今までの新人研修とは対照的でした。
それだけ長くやっていける資格だということでしょうか。改めて自分が新人だということを実感しました。
今回の研修のテーマは「直接移転取引」。
A→B→Cと不動産売買がされた場合、A→Cのように中間のBを省略して登記するのは原則として禁止されています。
しかし、A→Cと登記したいという需要が少なからずあるため、どのようにすれば合法的に中間省略登記と同様の効果を発生させることができるか、という内容です。
買主の地位の譲渡もしくは第三者のためにする契約の形をとるのですが、具体的な内容は長くなるので今回は割愛します。
また機会があれば記事にするかもしれないです。
約3時間の研修でしたが、直接移転取引の基本的な考え方だけではなく、売買契約にどのような特約条項を付けるのか、実務上の注意点など具体的な説明があり、非常に充実したものとなりました。
もらった資料も登記原因証明情報のひな形などが記載されていて、いざという時(来るかわかりませんが)役に立ちそうです。
また、興味のある研修があったら参加してみたいと思います。