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2014/09/22

名古屋支店

地方都市、基準地価上昇の動き⇒はたして喜ばしいこと??

代々木、名古屋の村上です。
また台風がやって来ているようです。今年の集中豪雨、日照不足は例年と比べて異常だったし、凄惨な土砂災害も発生しています。我が家が流されるというのは想像を絶する悪夢で、被災者の方々には謹んでお悔やみ申し上げます。

さて、先週末の日経新聞に「三大都市圏、住宅地上昇 14年基準地価 6年ぶり」という記事が載っておりました。地方都市も上昇の動きだそうです。登記に関連して不動産取引状況などには関心を持っていますが、取引が活況を呈しているから地価が上昇したとのことです。多少実感があります。しかし、景気が回復し、“皆さんの収入”が増えての地価上昇でしたら大歓迎ですが、喜んでばかりはいられません。
相続税の点では、来年の改正で基礎控除の減額等で増税されることに加え、遺産に土地が含まれている場合には課税価格が増加(土地の評価額が増加)してしまうため、さらに相続税が増えてしまいます。固定資産税も増加するでしょう。喜ばしいことばかりではないですね。

ちなみに、基準地価とは、都道府県が不動産鑑定士の評価を参考に調査し、毎年7月1日を基準に例年9月に発表される、土地取引の目安になっている、全国の土地価格のことです。しかし必ずしも実勢価格と同じではありません。
また、よく似たものに公示地価があり、路線価、固定資産評価額なども関連しています。まとめて記憶しておきたい数字です。

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