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HANABI

少しアップが遅れましたが、8月20日、神宮外苑花火大会に行ってきました。


神宮花火は、花火の規模自体はかなり小規模ですが、都心のビルの合間に広がるその姿は地方で見る大規模な花火大会のそれとはまた違った風情を楽しむことができます。
近くのビルの窓に反射したり、球場の照明をバックに広がったり、都会の花火ならではの楽しみがありますね。


花火は大好きです。 私も学生時代から、時間の作れる時は、長岡片貝諏訪大曲等々、地方の有名な花火大会を毎年あちこち巡ってました。
それまでザワザワした会場が、一発目の花火が上がった時、一斉に息を呑み、歓声に変わる。あの瞬間が本当にたまらないです。

今のような花火大会の花火の原型は、江戸時代に遡るということです。
何百年も昔、電気もない時代、夜と言えば本当に真っ暗闇の時代。その真っ暗な夜空に上がり夜空をを明るくする美しい花火を見守る江戸の人々の感動はどんだけのものだったのでしょうか。
それから時を経て平成の時代、電気も電話もテレビもインターネットも何もかも手にした私達は、それでも今、こうして夜空を見上げて江戸の人達と同じ感動を味わっています。これも不思議ですね。
なんだか時代を超えて、江戸の人達と一緒に花火を眺めているような気がして、いつまでもこの感動が後の世代に伝わっていったらいいな、と思います。

ふと、花火って英語でなんて言うんだっけ?と思いました。なかなかすぐには思い付かないですよね。fireworksと言われてもなんだかピンと来ません。やはり花火は、お花見と並んで日本独自の文化と言えるでしょう。「火薬」が発明され、世界が戦いのために「銃」や「爆弾」を開発する中、日本は人々の娯楽のために「花火」を開発したのです。なんだか誇りに思います。

かつては東京花火の代名詞とだった東京湾花火も今後は上がらないという噂です。普段は互いに無関心と言われる都会の人達が空を見上げながら一つになれるこの花火大会が、いつまでも後の世代までも永久に続いていけばいいな、と切に願います。

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