こんにちは。元ブログ編集長の小澤です。
前回ブログを書いたときはまだ暑い夏でしたが、あっという間に秋を通り越して
冬の肌寒さまで感じるようになりました。
さて、「元」編集長というのには訳があります。
実はこの度リーガル・フェイスで新たに支店を設立することになりまして、私はそちらに異動することになりました。
それに伴い新編集長の座は新宿店の方に引き継ぐ事になりました。これからも新編集長のもと、
楽しい読み応えのあるブログを続けて頂けると思うので、皆様楽しみにしてください。
思えば入社直後にいきなりブログ担当を任ぜられて、法律知識も浅い自分は必死に身の回りの出来事を書き続けてきました。
その結果、ダイエット日記とグルメ食い倒れ日記を交互に書くというカオスを引き起こし(結果、体重は確実に増えました)、
そんな中、息子が誕生し、いつの間にか子育て日記に変貌して今に至ります。
このように人生の節目、体重の節目、そしてリーガル・フェイス社員としての節目をこのブログと共に歩んできたといっても過言ではありません。
そしていよいよこのブログを書くこともなくなるのかな、と寂しく思っていたところ、
「小澤さん、次回は編集長としてではなく、【ゲストブロガー】として書いてください」
とのご指示を頂きました。なんだかんだ今後も書くことはありそうです。これからもよろしくお願いします。
さて、話を戻しまして、気になる「支店設立」について、、、
新たな支店は、「横浜支店」となります。
現在は内装の打合せ最終段階まで来てまして、年明けにも営業開始となる予定です。
これで横浜方面のお客様へもより迅速な対応が可能となります。
これからも気持ち新たに迅速かつ正確なリーガルサービスを心がけますので、
新宿店ともどもどうぞよろしくお願いいたします。
↓こちらは横浜メンバーによる内装打合せの様子。社員が意見を出し合って決めてます!
(横浜支店の今後については、またこちらのブログにてご報告させて頂くつもりです)
では、(もしかしたら最終回になるかもしれない)子育て日記を、、、
我が息子もすくすくと成長し、今では感情を表すことができるようになりました。
まだ言葉はしゃべれないので、うまく気持ちを伝えられないと泣き出してしまいます。
いわゆる「ギャン泣き」というやつです。
この「ギャン泣き」を防ぐためには、彼の気持ちを先読みしないといけません。
そのためには発声、細かい指の動き(例えば、キッチンを指さしながら、「ぱあ!ぱあ」という時は
「アンパンマンたまごぱん食べたいよお父さん」、ソファーを指さしながら「どぅ!どぅ!」だと
「※かくれんぼ鬼ごっこしようよお父さん」です)
【※「かくれんぽ鬼ごっこ」・・・父が半永久的に鬼となり、隠れたり見つけられたり追いかけたりし続ける小澤家オリジナルの遊び】
では、玄関を指さしながら「ふぅ~!ふぅ~!」だと・・・?
そうです。
「お外に抱っこひもなしの手抱きで連れて行ってもらってバスや電車が見たいよお父さん」
です。
天気の良い休日なら全然良いのですが、これが大雨の中、しかも出勤日だともう大変です。
いまや10kgを超えた身体を抱っこしたまま傘をさした状態でお出かけです。
私の自宅の近く(徒歩3分くらい)には、山手線や湘南新宿ライン、成田エクスプレス等5路線が走る線路があり、
そこを跨ぐような形で歩道橋があります。隣りには都バスの車庫があるので、
歩道橋の上にあがれば電車もバスも見放題、息子にとってはまさに楽園です。
その日もあいにくの大雨。今年は特にこういう日が多かった気がします。
「ふぅ~!ふぅ~!」と、息子のお出かけサインが発動。
季節的に肌寒いので、厚着をさせた上でお出かけです。
早朝から背中は雨でびっしょり濡れながら立ち尽くす歩道橋の上。
平日朝なので電車が次々とやってきます。息子は全力のバイバイでお出迎えです。
「ほら、やまのてせんきたよ~!」(息子全力でバイバイ) フォンッ
「さいきょうせんきたよ~!」(息子全力でバイバイ)
「またやまのてせんきたよ~!」(息子全力でバイバイ) フォンッ
「なりたEXきたよ~!」(息子全力でバイバイ)
「またまたやまのてせんきたよ~!」(息子全力でバイバイ) フォンッ
息子のはしゃぐ姿を見ると心も寒さも和らぎます。
その時、ふと気づきました。
なんか?音が鳴ってる?
フォンッ
なんだろう?すごく小さく遠慮気味に警笛がなってます。注意してみると、
だいたい2~3台に1回、電車が歩道橋をくぐる時に鳴っているようです。
もしかしたら、我々に向けて鳴らしている?
赤ちゃんを連れて歩道橋の上にいるから注意喚起されている?
その疑問はすぐに晴れました。
それは電車の先頭の車掌さんを見た時です。
すごく元気にこちらに手を振っている車掌さんを見たときに、「どくん」と大きく胸打つとともに、時が止まったような気がしました。
驚くことに、車掌さんたちは雨の中で全力で手を振る私たちに向かって、わざわざ警笛で返事をしてくれていたのです。
また、警笛が鳴らないときも、ほとんどの車掌さんは車内からこちらに手を振ってくれていました。
JRにこのようなルールがあるわけがありません。
車掌さんたちは、皆さんご自分の自由意志で、歩道橋の上のたった2人の私たちに向けてこんな素敵な挨拶を送ってくれていたのです。
しかも一人二人ではなく多くの方々が。もちろんうちの息子はまだ赤ちゃんなのでこの特別な挨拶の意味はわかっていません。
気づいてさえいません。
それでも私たちに向けてくれる車掌さん達のこの無償の優しさは、息子を抱く私の心に深く染みわたりました。
平日の朝の渋谷~恵比寿間と言ったら通勤ラッシュ、駆け込み乗車、電車遅延で殺伐とした時間帯です。
車内マイクの厳しいアナウンス。ホームに入線する際の注意喚起の大きな警笛。
個人的には車掌さんはこのようにいつも厳しい怖いイメージでした。が、それは大きく覆されました。
そして、あの厳しさは我々乗客を危険から守るためのものだったんだと理解しました。
いつしか雨はやんでいました。
その日も出勤のため、いつものように並んだ駅のホームの景色はなんだか違って見えました。
私たち司法書士もお客様の大事な権利を守るわけですから、厳しさは絶対に必要です。
しかしそれだけではないな、と車窓から流れる景色を眺めながらそう感じました。